シンプルに学ぶ

中小企業診断士試験や本で学んだことについて書きます

【書評】「シンプルな勉強法」を身につけて最小限の労力で目標を達成しよう

『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』河野玄斗著 のブックレビューです。

この本は、その名の通り現役の東大医学部生が編み出した、シンプルながらも最小の労力で最大の効果を発揮できる勉強法を紹介しています。

 

現在私は、来年の中小企業診断士試験に向けて勉強中なのですが、最難関の司法試験に一発合格した勉強法というものがどんなものなのか気になったため手に取ってみました。

また、ブログタイトルにも入れている「シンプル」というフレーズに惹かれたのも大きいです。

 

当ブログでは時間の限られた中で資格の取得を目指す社会人を対象に、より効率的な勉強法をお伝えしていきたいと思っているので、今回はそんな社会人にも役立つような内容を抜粋してご紹介します。

 

本の概要と著者について

本書では勉強の意義から始まり、モチベーションの保ち方、著者が編み出した「逆算勉強法」、点数を底上げするテクニック、高校・大学受験に向けたアドバイス、司法試験合格体験記で構成されています。

 

著者の河野玄斗氏は東京大学理科三類に合格後、在学中に短期間で司法試験に一発合格するという並外れた経歴を持っています。

さらに遡ると、小学校2年生で中学数学の基礎課程を、3年生では高校数学の基礎課程を終えていたなど、天才的な頭脳を持ち合わせていることがうかがえます。(それでいてイケメンだなんて心底羨ましいですね…笑)

しかし、中学受験で失敗を経験するなど、すべて順風満帆というわけではなかったようです。

 

失敗をしてもPDCAサイクルを回し続けることで成長し、また勉強をゲームのように楽しむ気持ちを持つことで、司法試験に合格するような勉強法を身に着けることができたそうです。

勉強のモチベーションを高く保つには?

勉強することについて、自分の中でやりがいを感じることが必要で、そのためには目標を持つことが重要です。

皆さんは勉強する際にどのような目標を設定していますか?

 

目標は「年収をアップさせたい」や「モテたい」といった俗物的なものでも構いません。むしろ自分に正直で健全です。

しかし、そこにあえて「誰かのため」という大義名分を加えることで、勉強することは自分だけでなく誰かの役に立っているという実感がわき、自己肯定感が高まります。

自己肯定感が高まれば必然的に勉強のモチベーションも高まります。また、そう思って勉強し続けているうちに、やがてその大義名分は本心に昇華していくのです。

 

ちなみに著者の本心に昇華した思いは、次のようなものだと述べられています。

「自分は今、読者の一人一人が世界に羽ばたくための手助けをしている。読者のなかからは、僕よりもはるかに優秀な人がたくさん輩出されるだろう。きっとその人たちも、多くの人の役に立っていくだろうし、間接的なものも含めれば、僕は今、想像もつかないほどの社会貢献をしている」

 


目標を立てる以外にモチベーションを高めるうえで重要なのは、勉強を楽しいと思うことです。

 

勉強が楽しい?と思うかもしれませんが、勉強をゲーム化したり、勉強内容に知的好奇心を持って臨むことで楽しんで勉強できるようになります。

 

ゲーム化とは、勉強にタイムアタック(いかに短時間で解けるか)やスコア(いかに高得点が取れるか)といった、楽しいと思える要素を取り入れることです。

チェックリストを作って、自分にあった程よいレベルの小さなタスクを達成していくというのもコレクター心をくすぐられて面白いかもしれません。

 

難関資格の場合、1年以上という長丁場になることも珍しくないので、モチベーションを維持する工夫は何よりも欠かせないと言えますね。

シンプルな「逆算勉強法」とは?

一言でいうと、目標から逆算して日々のタスクを把握し実践することで、最小限の労力で最大限の成果を発揮する勉強法です。

 

逆算勉強法は以下の5つのステップに分けられます

①目標を立てる
②それに向けて大まかなスケジュールを作る
③細分化し、その日一日の目標を作る
④実践する
⑤進み具合を定期的に確認する

 

まず、ゴールとなる試験の分析を行い、目標を立てます。6割の得点で合格する試験であれば、7割を目指すといった具合です。

 

それが決まったら、試験までにやるべきことを決めていきます。具体的には、「独学か予備校か」や、独学の場合は「どんな参考書を使うか」といったことを決めていきます。

ここで重要なのは、自己投資は絶対にケチるべきではないということです。自分の能力を高めていずれ稼げるようになれば、かかった費用は容易に回収できます。

また、高いお金をかけたほうが後には引けないので、それがモチベーションにつながるというメリットもあります。

 

やるべきことが決まったら、それを週・日ごとにスケジュールに落とし込んでいきます。なるべくタスクを細分化してチェックリスト化するなど、勉強のゲーム化を図るとモチベーションも維持しやすくなります。

 

後はスケジュール通りにタスクを実践します。

なお、勉強は「インプット2~3割、アウトプット7~8割」が最も記憶に残りやすいと言われているので、テキストをひたすら読むといったインプット偏重型の勉強にならないよう気を付けましょう。

 

最後に進み具合の確認を行います。PDCAを意識してスケジュールの確認を行い、必要であれば適宜修正を行っていきます。

 

以上が「逆算勉強法」の大まかな流れです。

こんな人に読んでほしい

著者が大学生ということもあり、本書のメインターゲットは高校生かとも思いましたが、読んでみると社会人の勉強にも十分に役立つ内容でした。

 

現在資格の取得を目指していたり、スキルアップのために語学などの学習を行っているが、いまいちモチベーションが保てなかったり自分の勉強法に自信がないという方におすすめです。


また、提唱する「逆算勉強法」は勉強だけでなく、仕事や趣味、筋トレやダイエットなど様々なことに応用できるので、試験を受ける予定のない方も読む価値があると思います。

 

個人的にはモチベーションを保つ方法、特に目標設定について非常に共感できました。
今まで「独立」や「年収アップ」という自分のためだけの目標でしたが、今後は「人のためになる」という目標も掲げて勉強しようと思います。

 

本書の勉強法は決して目新しいものではありませんが、きちんと実践できている人は少ないのではないでしょうか?

色々な情報に踊らされることなく、シンプルにゴールから逆算してスケジュールを立て、実践していくことが合格への近道となるでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。