シンプルに学ぶ

中小企業診断士試験や本で学んだことをシンプルに解説します

iDeCoのメリットや運用方法をシンプルに解説

iDeCoがお得とは聞くけど、手続きが面倒そう…という方や、証券会社や商品がたくさんあって何を選べばいいのかわからない…という方に向けて、手続きの仕方や選ぶべき商品等についてシンプルに解説します。

個人型確定拠出年金iDeCo)とは

ざっくりと説明すると、iDeCoとは国の年金制度の一つで、積み立てた掛金の運用方法を自分で決めるという点が国民年金等とは大きく異なります。

あくまで年金制度なので、60歳までは拠出したお金を引き出すことはできませんが、税制面で大きな優遇措置があるため、利用しないのはもったいないお得な制度です。

20歳以上60歳未満の方であれば原則誰でも始めることが可能ですが、拠出できる金額の上限額は職業ごとに異なります。

上限額は以下のサイトで確認できます。

www.dcnenkin.jp

iDeCoのメリット・デメリットについて

iDeCoには様々なメリットがあるのですが

お得な点は以下の3つです。

  1. 掛金が全額所得控除される
  2. 運用益が非課税
  3. 受給時にも所得控除が受けられる

以下でそれぞれの詳細を見ていきましょう。

1.掛金が全額所得控除される

iDeCoで積み立てた掛金の全額が所得控除され、所得税・住民税の負担が軽減されます。年末調整や確定申告を行うことで、所得や掛金に応じて納めた税金が毎年戻ってきます。

2.運用益が非課税

金融商品には20.315%の源泉分離課税がかかりますが、iDeCoで運用した場合、税金はかかりません。

3.受給時にも所得控除が受けられる

iDeCo老齢給付金を一時所得として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が受けられます。

 

iDeCoのデメリットは?

  1. 基本的に中途解約ができないため、60歳まで運用資金を引き出せない
  2. 口座開設・維持に手数料がかかる 

 1.60歳まで引き出せない

最大のデメリットといえるかもしれません。急遽お金が必要になっても途中で引き出せないので、掛金の拠出は無理のない範囲で行う必要があります。

ただ、老後資金を強制的に貯められるという点でメリットととることもできるかもしれません。

2.手数料がかかる

iDeCoでは口座開設・維持に、それぞれ手数料がかかり、iDeCo加入時に2,777円、運用期間中に月額167円の手数料がかかります。金融機関によっては、さらに手数料が必要なこともあるので、慎重に見極める必要があります。

 

iDeCoの申し込みから初回掛金引き落としまでの流れ

  1. 金融機関のiDeCoのページにアクセスし、資料請求をする
  2. 資料が届いたら掛金額や掛金引き落とし口座を記入し、返送する
    ※「事業主の証明書」は職場で記入してもらう必要がある
  3. 数か月後、ログインIDとPWが記載された書類が届く
  4. 専用サイトにログインし、運用する商品を設定する

最初の資料請求から掛金の引き落としが始まるまでに2~3か月かかるので、始めようと思ったらすぐに資料請求することをおすすめします。

 

以下で、手続きにあたって悩むことになる、金融機関と運用商品について説明します。

 

金融機関はSBI証券楽天証券がおすすめ

運用にかかる手数料の安さや取扱商品の豊富さを考慮すると、大手ネット証券のSBI証券楽天証券がおすすめです。

どちらも手数料が極めて安く、取扱商品も豊富です。

 

特に11月から新登場したSBI証券セレクトプランでは、eMAXIS Slim」シリーズといった信託報酬が最安のインデックスファンドや、「ひふみ年金」などの人気アクティブファンドがラインナップされており、現時点ではSBI証券一択かなという印象です。

 

なお、つみたてNISAとは異なり、iDeCoでは楽天スーパーポイントやSBIポイントは基本的に貯まりません。

 

毎月の掛金額は上限額いっぱいまで利用しよう

iDeCoの掛金は、毎月5,000円以上となっており、上限額は冒頭でご紹介したとおり職業によって異なります。

節税メリットを少しでも多く享受したい場合は、上限額まで拠出することをおすすめします。 

ただし、生活に支障が出ては元も子もないので、無理のない範囲で拠出を行うようにしてください。

 

※掛金の払込方法について

お勤めの企業が事業主払込(毎月の掛金を給与から天引き)に対応しているのであれば事業主払込の選択をおすすめします。所得控除を受けるための年末調整(または確定申告)が不要になるためです。

事業主払込に対応していない場合は個人払込しか選択肢がありません。その場合、申し込み時に引き落とし口座を自分で指定する必要があります。また、年末調整時に書類の提出が必要になります。

 

運用商品は外国株式のインデックスファンドがおすすめ

外国株式に投資する投資信託で、信託報酬(運用管理費用ともいう、いわゆる手数料)が安いインデックスファンドを選びましょう。

指数(日経平均株価TOPIXなど)と連動して市場平均並みの運用を目指す投資信託をインデックスファンド(またはパッシブファンド)という。一方、市場平均を上回ることを目指して運用するファンドをアクティブファンドという。一般的にインデックスファンドの方が信託報酬が安い。

信託報酬が安く、おすすめのインデックスファンドをご紹介します。

 

SBI証券

オリジナルプラン・・・ DCニッセイ外国株式インデックス

セレクトプラン・・・ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

楽天証券

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

 

ここでは米国株式を中心にご紹介しましたが、全世界株式や先進国株式もおすすめです。興味のある方は証券会社のホームページ等で比較検討してみてください。

また、既につみたてNISA等で外国株式インデックスファンドの運用をしている方は、バランスを考えて国内株式のインデックスファンドを選択するのもありだと思います。

 

iDeCoについてより詳しく知りたい方へ

 iDeCoを申し込むにあたって、以下の本が非常に参考になったのでご紹介します。

シンプルにわかる確定拠出年金 (角川新書)

シンプルにわかる確定拠出年金 (角川新書)

 

非常にシンプルでわかりやすい内容だったので、iDeCoの運用を始めようという方は一読してみることをおすすめします。